育毛
程度の差はあるとしてもストレスと無縁でいられるはずはないのである。
時代をさかのぼるならば、古代人や人類の始祖といわれる類人猿を問わず、動物や魚、昆虫や植物、菌類でさえもストレスと無縁ではないのである。
たとえば、動物にしても、植物にしても、あるいは菌類にしても、すべて生きているものの生命は、細胞の活動によって成り立っている。
そして、この細胞はおびただしい数の情報を持ち、活動しているが、このあらゆる生き物の細胞が持つ情報は、言葉をかえてみるならば、われわれ人間が持つ知恵と同じようなものであると考えて差し支えない。
過去には、知恵育毛なるものは人間のみが持ちうるものであって、ほかの生き物たちは、何の知恵もなくただ自然に生まれ育ちそして死にゆくだけである、などと単純な解釈で片付けていた。
ところが、最近の各種の実験や観察によっても、ほとんどの生物が感情を持ち、知覚し、相互に情報交換している様子が明解に確認されている。
そして、このように情報を持つ細胞の活動によって生きるものが育毛各種の危機や不快感に遭遇するとストレス状態になるのである。
たとえば、植物にしても長期に渡る真夏の炎天、あるいは冬の凍てつく寒さ、雨の降らない乾燥期、さらには虫たちに食べられながらその場を動くことも出来ず、そして時には台風や雪などで根こそぎ引き倒される。
また、野生の動物や昆虫、細菌類とて、飢えや絶え間なく続く生存のための戦い、激変する気象条件、これらの過酷な環境は、あらゆる生命にストレスを与えるのである。
ところで、現代社会の加速度的な進歩が、人類にもたらせる影響には両面がある。
その一面が、きわめて便利で快適な生活様式をもたらせたことであり、そのうち不便なことはすべて消滅してしまそうな気配すらある。
だが反面、人間も地球上に生きる動物の一種であり、それが自然の中で生きることをやめ、大半をあるいは過度に人工的に作られたものの中で生きるようになってきたのが、このこと自体、自律神経育毛の失調を招くストレスとなりうるのである。

